昨日、台湾の話をしていたのだが、最初の旅行をしていた時のことを徐々に思い出してきた。
実を言うと我輩、二年前のことだから特別心に残っている出来事は、夜市に感動したことぐらいなのだ。
それ以外に感じたこと、それは『CDが安い』と、『簡単に腹いっぱい』になるということだった。
あれは三泊四日の三日目のことだった。
前日が丸一日マズいレストランに連れて行かれたり、さほど興味がない故宮博物館をめぐったり、
そして他の国にもあるDFSに連れて行かれたり、と散々だったせいか、
丸一日自由だったので、前から行ってみたいと思っていた場所に行くことにしたのだ。
それは台湾のアニ○イト。
何がほしいかというと、台湾版のドラえもんなのである。
だが、実際に行ったアニ○イトで、ある種のカルチャーショックを受けたのである。
それはアニソンがいっぱい詰まったCDが日本円に換算して約400円であることだった。
もちろん特売品だからという理由もあるのだが、普通の音楽ショップに行ってみると
やっぱり日本で売られている最新アルバムが日本で買うよりはるかに安いのだ。
大体三分の一ぐらいの値段である。これには本当にびっくりした。
もちろん違法ではないので、今でも台湾に行くと大量にCDを買うクセが出来てしまった。
次に台湾は簡単に腹いっぱいになってしまう。
これは昨日も書いたようにB級グルメが多い台湾は、料理の値段が安いのだ。
台湾名物の牛肉麺。もっともポピュラーなラーメンなのだが、
これは街角で売っているお店で食べようとすると、30元。日本円にして150円ぐらいですむ。
初めてその事実を知った二年前の俺は、調子に乗って弟と二杯も食べてしまった。
もちろん死ぬほど腹いっぱいである。
さらにはその夜。
親父がガイドブックに書いてあるレストランに行くと言ってきた。
名前は『天厨菜館』。最近日本でもポピュラーになってきた北京ダックの専門店である。
この北京ダック、日本の横浜中華街などで食べると丸ごと一羽で約八千円。
だが・・・これが台湾だと一羽大体3500円になるのだ。
それこそむさぼるように食べた。
・・・が、まだ自分の胃袋の中には大量の牛肉麺が残っていた。
おまけに普通は2枚食べれば飽きる北京ダックが、目の前には4枚。
すでにありがたみなど薄れていた・・・・・・
結局、うまいのかどうかわからないまま食事を終えてしまった思い出がある。
高級食材が簡単に手に入るのも考え物である。
とはいえ、物価が安いのは台湾の一番の魅力だろう。
これがなかったら我輩は台湾にそう何度も行かない。
金持ちの気分を味わいたいと思うなら、日本人は台湾に行けば簡単に味わえるのだ。
ちなみにそのほかの水準でわかりやすいのは、
日本タクシーの初乗りが大体680円なのに対し、
台湾タクシーは初乗り70元。日本円だと約230円である。
・・・ね、安いでしょ? だからみんなも行って見れ、台湾に(w